2019年のお盆も後半にさしかかろうとしていますが、そもそも「お盆」ってなんだろう。
亡くなったご先祖様をお迎えするというのは知っていますが、詳しくは理解していないので調べてみました。
お盆とは
故人やご先祖の霊を供養する一連の行事です。
お盆の期間にはご先祖の霊が子孫や家族の元に帰ってくるとされ、一緒に過ごした後あの世に送り出します。
日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事のようです。
仏教用語の「盂蘭盆会」の省略形として「盆」(一般に「お盆」)と呼ばれる。盆とは文字どおり、本来は霊に対する供物を置く容器を意味するため、供物を供え祀られる精霊の呼称となり、盂蘭盆と混同されて習合したともいう説もある。
とのことです。
「盂蘭盆」というのは神社のお祭りでも見かけたことがあるので、このような歴史があるようです。
お盆の時期
お盆は、8月15日を中心に8月13日~16日の期間に行います。
元々は7月15日を中心に行われていましたが、明治時代に暦の国際基準化を目的に行われた改暦に伴い日本の行事は全体的に30日遅れとなりました。
そのため、現代では8月15日を中心に行われています。 ただ、現代でも地域によっては7月15日に行われる場所もあるため、7月15日を新盆(新のお盆)、8月15日を旧盆(旧のお盆・月遅れの盆)とも呼ばれています。
また、新盆は、故人がお亡くなりになられてから初めてお迎えになるお盆をさす言葉でもあります。別名、初盆とも呼ばれますが、時期としての新盆と混同する事を避けるため、新のお盆と呼ばれたりもします。
なんとなくこの時期感はみなさんあると思います。
でも毎年の正式な期間はその時、その都度調べるのではないでしょうか?
特に、その年の土日とのあたり方からスケジュールを立てていくと思います。
お盆に行うこと
お盆に行うことです。
お盆前とお盆初日、お盆最終日に行うことがあります。
お盆期間の前までに行うこと
- お墓、お仏壇の掃除精霊棚
- お飾りの準備
- 盆提灯の準備
- 法要の準備
このお墓参りの時に、提灯に火を灯し、お墓から家まで帰った記憶があります。
ご先祖様が迷わないように、家まで案内していると祖母は行っていました。
お盆初日に行うこと
- 迎え火を灯す
- 法要を行う
お盆期間は迎え火を灯しますね。
期間中は極力ずっと灯していたのを記憶しています。
お盆最終日に行うこと
- 送り火
- 法要
地域によっては、川に流す灯籠流しを行うところもあります。
私のところは、最終日に迎えと同様、お墓参りをして、お連れするスタイルでした。
盆踊りとは
15日の盆の翌日、16日の晩に、寺社の境内などに老若男女が集まって踊るのを盆踊りという。
これは地獄での受苦を免れた亡者たちが、喜んで踊る状態を模したといわれる。
これは知りませんでした。
盆踊りは、だいたいお盆の前の8月の頭のイメージがあったので。
これにも事情があり、お盆期間は帰省している人が多く参加できない人が多数いるという事情に考慮して時期をずらすケースが多いみたいです。
お盆について思うこと
こうやって調べると、お盆は色々とやることが多いのですね。
初めから終わりまでしっかりやろうとすると、お盆期間はフルで実家にいなければいけないような気がします。
しかも、夫婦であれば、夫と妻、どちらに行く問題も出てくるのではないでしょうか?
今は交通機関が発達しているので、両家距離があっても行こうと思えばいけると思うのですが、もっと昔の人たちはどうしていたんだろう。
やはり昔なので家長制度の絡みで、夫の家になっていたんだろうかとか思いました。
でも、普段ご先祖について考えることはないので、大事な伝統・文化であると思います。
さいごに
私はお盆期間も仕事なので、残念ながらこのお盆にしっかりと参加できていません。
東京在住なので、お盆を感じるのはこの時期の渋滞情報と、通勤電車が極端に空いていて快適なことです。
休みはずらして取るので、普段は旅行を計画するのですが、今回はちゃんとお墓まいりに行こうと思いました。
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